3日間の苦闘の末・・・

Copyright Lawのクラスは、教授から事前に指名された6人のパネリストに質問が投げかけられながら講義が進行するというスタイルです。
今日の授業では私がパネリストに指名されていたので、いつもよりしっかりと予習をする必要がありました。
が、今日の授業の予習範囲は、なんと・・・・100ページ超・・・・しかも関連条文まで読まないといけないとは・・・・
授業で使用するテキストは判例が中心なので、私の場合、これを読んだだけでは体系的に理解できないので、さらに参考書を読む必要があります(使っているのはUnderstanding Copyright Law)。したがって、さらに負担が多くなりました。
というわけで、今週の月曜から水曜まで3日間はCopyright Lawの予習に充てなければなりませんでした。
今回は著作権の保護期間を中心とした話題だったのですが、これまでの何回もの法改正により保護期間は非常に複雑になっています。
このため図解のノートまで作って臨んだのですが(アメリカの書籍は図解が少ないように感じます。アメリカ人は頭の中でするのでしょうか?私は視覚的にとらえないとどうも理解が深まりません。)、授業の最初で投げられた質問に早とちりして間違った答えを言ってしまいました。。。その回答を聞いて教授が「こいつは予習していないな」と思ったのか、私に対する質問はその1問だけで次のパネリストに変わってしまいました・・・・悔しいです・・・・次回リベンジです!


参考までに、アメリカのロースクールの多くの授業では、いわゆるソクラテスメソッドと呼ばれる方式が採用されています。これは、教授が生徒に対してランダムに質問を投げかけ、回答した生徒の考えを使って理解を深めていくものです。このため、ソクラテスメソッドのクラスではいつ当てられてもいいように毎回十分予習して臨むことが必要になります。
幸か不幸か、私が履修している科目でこのソクラテスメソッドを使っているのは、先日質問されたFundamental Issues in the US Lawのクラスぐらいしかありません。
このCopyright Lawのクラスは事前に6人が指名されていますし、他のクラスも教授の方から指名することはなく、教授の質問に対して生徒が自主的に手を挙げて回答しています。このように自主的に回答するのは、このような積極的発言がclass participationとして成績に加算されるからでもありますが、日本の大学とは大違いですね。また、授業中に居眠りする人が皆無なのも大違いです。

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このブログは、弁理士・米国弁護士 森 友宏により作成されています。

2007年7月~2009年8月はロースクールLLM留学記&OPT研修記でした。

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