Patent Lawの講師であるJudge Raderが自分の職場に招待してくれました。
職場というのは・・・そう、United States Court of Appeals for the Federal Circuit、CAFCです!
CAFCはホワイトハウスのそばのあまり目立たない建物の中にあります。
この建物の中には、主として合衆国に対するclaimについて裁判を行うUnited States Court of Federal Claimsという裁判所も入っています。
まず、Judge Raderのchamber(判事室)に案内され、今日弁論が行われるケースについての概要をlaw clerkから聞きました。law clerkは全員technical backgroundを持っていて非常に優秀な方ばかりのようでした(Ph.D.を持っている方もいらっしゃいました)。
chamberはとても広く、会議室のような場所もありました。日本人にはうらやましい限りですね。
また、Asianな置物や装飾品がたくさんあったり、これまでのlaw clerkの写真が貼ってあったり、とても和やかな雰囲気でした。
その後、法廷のbalcony席に案内されました。そのときの写真が撮れなかったのが残念ですが、balcony席は法廷の2階にあります。当事者席の様子は見えにくい構造になっているので、弁論している当事者を映し出すモニタが設置されています。
手続の進行を妨害しないように、判事間の相談はメモでやりとりされていました。また、各判事の前にはパソコンがあり、balcony席にいるlaw clerkとチャットでやりとりが行われていました(これには少し驚き!)。
今回の判事はJudge Rader、Judge Moore、Judge Schallで構成されており、Judge Mooreが当事者に鋭い質問を投げかけていたのが印象的でした。彼女が今後のCAFCをリードしていくことになるのでしょう。
各事件の審理は十分に理解できないまま進んでしまいましたが、以下のケースブックの著者であるJudge RaderとJudge Mooreという有名な2人の判事の法廷を見られたのはとてもよかったです。非常に貴重な体験をさせてもらいました。
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